全国高校選手権に18回出場した立正大淞南高(島根・松江市)サッカー部で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が生じている問題で10日、同校が公式サイトに「お詫び」を掲載した。前日9日に同部から88人(選手86人、教員2人)の陽性を確認。うち80人が生活していた専用寮は2人1部屋でトイレ、風呂が共用だった。同市は無症状の感染者を寮で療養とし、医療崩壊を防ぐ“緊急対応”を実施している。 ◇ ◇ ◇ 異例の規模となるクラスター発生から一夜明け、関係者は対応に追われた。立正大淞南高は公式サイトに「大きな集団感染を起こしてしまい(中略)多大なるご心配ご迷惑をお掛けする事態を招いてしまい、心より深くおわび申し上げます」と謝罪文を掲載した。 8日に陽性判定を受けた1人を含め、9日時点で計81人の部員がサッカー部の専用寮で共同生活。この日、松江市の担当者は「部屋は1部屋2人ずつ。中での生活状