日本維新の会が重視している堺市長選(9月15日告示、同29日投開票)を巡り、自民、公明両党が対応を決めかねている。 両党とも今後の連携を念頭に維新の会との全面対決は避けたい一方で、自民党大阪府連は維新の会と敵対する現職を支援する動きを強めている。市長選は自公両党と維新の会との選挙後の連携を占う試金石にもなりそうだ。 堺市長選は、再選を目指す現職の竹山修身市長(63)と、日本維新の会の橋下共同代表(大阪市長)が率いる地域政党「大阪維新の会」が擁立する新人の西林克敏・前堺市議(43)が激突する構図だ。 竹山氏は2009年、当時府知事だった橋下氏の支援を受け初当選した。だが、橋下氏が打ち出した「大阪都」構想に反対し、同氏との関係が悪化した。今回の選挙は都構想の是非が最大の争点となっている。 自民党大阪府連は今回、竹山氏の推薦を党本部に申請した。ただ、同党は前回市長選で、竹山氏の対抗馬だった当時の