ブックマーク / media.lifull.com (9)

  • ルールが細かい職場は働きづらい、なんてない。|武藤 北斗

    会社や家庭、学校などさまざまな集団に存在する「ルール」。細かくルールを設定するとやるべきことが明確になりやすい一方で、細かすぎると窮屈さを覚える人もいるのではないだろうか。 大阪で天然エビ専門の加工会社「パプアニューギニア海産」を営む武藤北斗さんは、工場で働く従業員に向けて、あえて「好きな日に休んでよい」「嫌いな作業をしてはいけない」といった、一般的な職場ではまず見かけない細かなルールを数多く設けている。 「細かいルールこそが人を生きやすくする」と考える武藤さんに、組織を良くするためのルールを作る上で大切にしていることを伺った。 ルールとは一般的に、集団に属する人たちが、秩序を保って行動できるように制定されるものだ。それゆえに「人を縛るもの」というイメージが根強くある。ルールが細かくあればあるほど、息苦しく思えてくる人もいるだろう。 だが、ルールがなければ「窮屈さ」から解放されるのだろうか

    ルールが細かい職場は働きづらい、なんてない。|武藤 北斗
  • 結婚しなくちゃ幸せになれない、なんてない。|荒川 和久

    結婚しないと幸せになれない」「結婚してようやく一人前」という既成概念は、現代でも多くの人に根強く残っている。その裏で、50歳時未婚率(※1)は増加の一途をたどり、結婚をしない人やみずから選んで“非婚”でいる人は、もはや珍しくないのだ。日結婚の現状や「結婚と幸せ」の関係を踏まえ、人生を豊かにするために大切なことを、独身研究家の荒川和久さんに伺った。 「結婚すれば幸せになれる」という考え方は幻想だと、荒川さんは言う。“自分自身の幸せ”は、状態や他者の意見の中にあるわけではない。結婚しなければ、必ずしも不幸になるものでもない。 50歳時未婚率が増え続け、独身者や単身者向けの市場も活況な今、結婚をしないことのデメリットはほとんどない。2040年には独身者が5割近くになるという推計(※2)もあり、「選択的非婚者(みずからの意思で結婚しないことを選んだ人)」も、じわじわとその数を増している。 と

    結婚しなくちゃ幸せになれない、なんてない。|荒川 和久
  • "なんでも屋"になると損をする、なんてない。|マライ・メントライン

    ドイツテレビ局のプロデューサーからドイツ語の通訳・翻訳、カルチャー分野のライター、はたまたコメンテーターとしてのテレビ出演まで、多岐にわたる仕事をこなすマライ・メントラインさんは、自身の肩書について「職業はドイツ人」を自称している。 ビジネスシーンでは職種や業務内容を端的に表す分かりやすい“肩書”が求められがちだ。専門性を高めることがキャリア形成に有利になる一面もあることから、さまざまな業務やタスクをこなす、いわゆる“なんでも屋”にネガティブな印象を抱く人も多い。 しかしマライさんは自身の経験から「フレキシブルな肩書のニーズは意外とある」と話す。肩書や職種に“こだわらない”ようにしているというマライさんに、そのメリットや時にネガティブになってしまう“仕事との向き合い方”について伺った。 「専門性を高めよう」「スペシャリストであれ」。働く人のキャリア形成について、しばしば耳にするのがこんな言

    "なんでも屋"になると損をする、なんてない。|マライ・メントライン
  • 何かを学ぶことに「今更遅い」、なんてない。|曽根 壮大(そーだい)

    データベースのスペシャリストとして知られる曽根壮大(そね たけとも)さん。ベンチャー企業のCTO(最高技術責任者)やインターネット企業のCRE(Customer Reliability Engineering・顧客信頼性エンジニアリング)を務めるなど、エンジニア系のコミュニティーをけん引している。講演者としても一流で、イベントにも引っ張りだこ。その世界では「そーだいさん」として、多くの人に頼られる存在だ。 しかし、そのスタートは警察官という全く別分野だった。新たな道へ進んだのは、プログラミングの知識もなかった23歳の頃のこと。 何かを始める場合、人によっては「今更始めても遅いかも……」と躊躇(ちゅうちょ)するかもしれない。高度なスキルが求められるIT業界で、そーだいさんがいまの地位までたどり着いた理由はどこにあるのだろうか。 そーだいさんならではの「学び」への姿勢、そして新しいことを始める

    何かを学ぶことに「今更遅い」、なんてない。|曽根 壮大(そーだい)
  • 高齢者がインストラクターになるのは無理、なんてない。|瀧島 未香

    87歳で日最高齢のフィットネスインストラクターとなった「タキミカ」「筋肉ばあば」こと瀧島未香さん。90歳を迎えた今も現役インストラクターとして「タキミカ体操」のレッスンを行う。LIFULL企業CM、雑誌、テレビ番組と活躍の場を広げ、日中に元気を届ける瀧島さんだが、トレーニングを始めたのはなんと65歳の頃。それまで運動らしいことはまったくの未経験だったというから驚きだ。 日の平均寿命は年々伸長している。2017年の調査時点で男性は81.09歳、女性は87.26歳。2065年には男性84.95歳、女性91.35歳となる見通しだ。そんな未来を見据え、「どうせ長生きするならいつまでも生き生きと活動したい」と願う人は少なくないだろう。年齢を重ねてもなお新たな挑戦を続ける瀧島さんは、まさに人生100年時代を象徴する存在。自分らしく輝く彼女に、フィットネスとの出合いや美しい体を保ち続ける秘訣、今後

    高齢者がインストラクターになるのは無理、なんてない。|瀧島 未香
  • 高齢者は若者と同じ夢が見られない、なんてない。|MCでこ八

    御年70歳の現役ラッパー、MCでこ八さん。孫のMC玄武さんとともに「赤ちゃん婆ちゃん」でラッパーとしてライブデビューを果たした2018年当時は68歳だった。その後は全国各地で行われるライブに参加してラップを披露する他、CDもリリースする。2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響でライブができない状態が続いているが、そんな中でも新曲の制作を精力的に続け、再びライブができる日を待ち望んでいる。MCでこ八さんは68歳という年齢になって、なぜラップを始めたのか。さらには70歳になった今なおラップを続けるその原動力を伺った。 一定のリズムに乗せてしゃべるように歌うラップは、1970年代のアメリカのスラムから誕生した音楽といわれている。日では1980年ごろからラップが注目され日語で歌われるようになり、1990年代からは日のミュージックシーンにラッパーも大勢登場し、音楽ジャンルの一つとして定

    高齢者は若者と同じ夢が見られない、なんてない。|MCでこ八
  • 障がいがあるからおしゃれを諦めなきゃ、なんてない。|平林 景さん

    「福祉×オシャレで世の中を変える」をモットーに、福祉業界で多彩な活躍をする平林景さん。自身が立ち上げた発達障がいのある子どものための放課後等デイサービスを運営する傍ら、2019年には「一般社団法人日障がい者ファッション協会」を立ち上げ、性別や障がいの有無、年齢にかかわらず全ての人がはけるボトムス「bottom’all(ボトモール)」を開発。自らのSNSでその着こなしを発信し、中にはいいねが7万を超える投稿もあるほど多くのファンを持つ。次なる目標は障がいのある人のパリコレクション進出だと宣言する彼に、福祉業界の既成概念や障がいへの偏見をどんなふうに乗り越えてきたのか、伺った。 「福祉」や「障がい」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。つらそう、暗い、かわいそう……口には出さずとも、そんなイメージを持っている人も多いかもしれない。しかし、自身のデザインした「bottom’all」を

    障がいがあるからおしゃれを諦めなきゃ、なんてない。|平林 景さん
  • 子どもに性教育はいらない、なんてない。|シオリーヌ(大貫 詩織)

    「性の話をもっと気軽にオープンに」をモットーに、性教育YouTuberとして活動するシオリーヌさん。助産師・思春期保健相談士の資格を持ち、YouTube動画だけでなく学校などでの講演会、イベント登壇、の出版といった多岐にわたる形で、性に関する正しい知識を発信する。シオリーヌさんが語る性の話は明るくて楽しく、性教育に付きまとう「恥ずかしい」「つまらない」「気まずい」イメージを感じさせない。そんな彼女のYouTubeチャンネルは好評を呼び、若者を中心に14.7万人(2021年5月現在)もの人がチャンネル登録をしている。 学校での性教育は、単に「男女の体の機能や生殖の仕組みの話」に終始しがちだ。しかし、シオリーヌさんの性教育は、避妊具の使い方や生理への具体的な対処法からフェミニズム、性のあり方の多様性、ルッキズムやホモソーシャルの問題までと、現代社会を生き抜くために欠かせないテーマを扱う。そう

    子どもに性教育はいらない、なんてない。|シオリーヌ(大貫 詩織)
  • 「なんもしない」は価値がない、なんてない。|レンタルなんもしない人(森本祥司さん)

    「レンタルなんもしない人」として活動する森祥司さん。2018年から始め、いまやTwitterでは25万人ものフォロワーがつき、「なんもしないこと」で救った人々から垣間見える様々な人間関係が話題を呼んでいる。「なんもしない」ことへのコンプレックスを持ち始めた学生時代を経て、いまレンタルなんもしない人が考える「なんもしないことの価値」とはなんなのか、その裏側にある強い思いに迫った。 4月が始まり、進学や就職・転職で新しい環境に身を置いている人も多いのではないだろうか。「何かを成し遂げよう」という意気込みは称賛されるべきことだが、実のところ自殺者数は3月から5月の春が他の季節に比べて一番多い(https://jssc.ncnp.go.jp/archive/old_csp/pdf/1003301.pdf)。環境の変化が大きい季節で、周囲の華やかさと比較してしまったり、心身が追いつかなくなったりし

    「なんもしない」は価値がない、なんてない。|レンタルなんもしない人(森本祥司さん)
  • 1