1941年以来、使われてきた「編集局」の名称を廃し「事業局」として再編する。業界売り上げ2位(2012年度、帝国データバンク調べ)の老舗出版社から「編集局」が消えることには、注目が集まりそうだ。 今回の組織改編は、インターネットの発達など出版業界を巡る環境の変化に、既存の出版システムでは対応しきれなくなったと同社が判断したため。 第一編集局など現在13ある編集系のセクションは、第一事業局~第六事業局に再編。書籍や雑誌を編集して終わりではなく、読者へ届ける方策まで意識し、関連事業も含めて発展させることを目的とする。このため一部の局には、内部に広告営業の機能も加えた。 同社の野間省伸(よしのぶ)社長は「世界中の読者に『おもしろくてためになるエンタテインメントコンテンツ』をお届けする組織に生まれ変わるため、改革を断行する」などとコメントしている。