長女vs.後妻(及びその後ろ盾の作家)のバトルが繰り広げられつつあるやしきたかじん*1。角岡伸彦氏*2がそのやしきたかじんの評伝を9月に上梓したのだという。 『デイリースポーツ』の記事; やしきたかじんさんの隠された出自とは 2014年9月9日 なるほど、ただの評伝ではなかった。小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞し、9月11日に小学館から出版される「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」のことだ。 著者は大阪在住のフリージャーナリスト、角岡伸彦氏。自身が被差別部落出身であることを公表し、単行本ではデビュー作「被差別部落の青春」(1999年、講談社)から、2011年に講談社ノンフィクション賞を受賞した「カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀」まで、足元からの目線で一貫して『差別』と向き合ってきた。その角岡氏が初めて芸能人を描いた。なぜ『やしきたかじん』だったのか。それはタブー視されてきたカリ