神田真秋愛知県知事(右)も出席した自民党愛知県連の「政経セミナー」で重徳和彦氏(左から2人目)の支持を訴える石原伸晃幹事長=名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルで2011年1月10日午後6時28分、大竹禎之撮影 4月の統一地方選の前哨戦となる愛知県知事選(2月6日投開票)を巡り、自民党が対応に苦慮している。党愛知県連が元総務省課長補佐、重徳和彦氏(40)の擁立を決めたのに対し、大村秀章衆院議員(50)=比例代表東海ブロック=が昨年12月、自民党に離党届を提出し、立候補を表明したためだ。党内の一部議員は大村氏を公然と支持し、執行部は指導力を問われる格好になっている。 石原伸晃幹事長は10日、名古屋市で開かれた党愛知県連の会合で「独裁政治をこの愛知で芽生えさせてしまったら、次は東京に来るのではないか」と述べ、大村氏を支援する河村たかし名古屋市長を暗に批判した。4日には谷垣禎一総裁もJR名