邦画斜陽期。それでも邦画5社が、自社作品の上映 ローテーション体制を保っていた60年代後半から70年代初頭、 東宝は、毎夏「8・15シリーズ」と銘打ち、1本立戦争大作を上映していた。 「日本のいちばん長い日」「連合艦隊司令長官山本五十六」 「激動の昭和史軍閥」「激動の昭和史沖縄決戦」「海軍特別年少兵」 これらの作品が、今月の日本映画専門チャンネルで一挙オンエアされた。 東宝が総力を結集したと豪語するだけあって、いずれも見応えのある 娯楽巨編に仕上がっているが、僕のイチ推しは「激動の昭和史軍閥」だ。 他の作品が、戦争の「悲劇」を描いているのに対し、本作品は、 その映画表現の刃が、戦争の「責任」へと届いているからである。 監督、脚本は、堀川弘通、笠原良三の両ヴェテラン。知られざる代表作としたい。 映画は、二・二六事件から広島原爆投下まで、激動の昭和史を描くのであるが、 主人公に、東條英機を据え
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