まず正力松太郎について、基本的な史実としての「履歴」を確認しておきたい。以下は、「れんだいこ」氏のブログからの引用です。正力は、警察官僚として出発。後藤新平の引き立てで、特高警察として「米騒動」「関東大震災朝鮮人暴動事件」「第一次共産党員検挙事件」「虎ノ門事件」などで活躍。しかし、「虎ノ門事件」が理由で、警察を辞職。読売新聞を買収、社主となる。この履歴は、「読売新聞の正体」を考える上で、重要なことである。 http://www.marino.ne.jp/~rendaico/ 【正力松太郎の履歴(1857〜1929)】 1885(明治18).4.11日、富山県の土建請負業の旧家に生まれる。青春時代を柔道に打ち込む。 1911(明治44)年、東京帝国大学法科大学独語科卒業(26歳)。翌年に内閣統計局に入り、高等文官試験に合格し、1913(大正2).6月、警視庁に雇用される。直ちに警部となり、翌