就職活動のため東大模試を受験し、その成績をアピールする大学生が増えてきているらしい。 東大模試とは東京大学の入試問題に似せた東大受験生専用の模擬試験のことで、ここで良い成績を取ることが東大合格の必須条件だとされている。 都内の中堅私立大学に通うA君は、大学3年生の夏休みに東大模試を受験し東大文科一類(法学部)A判定を取った。東大を受験しなおすと思いきや、A君は仮面浪人生ではない。れっきとした就活生なのだ。 就職活動のエントリーシートでは学生時代に費やした大学受験勉強をアピールした。大学1年生の時から勉強を開始し、2年生ではC判定、そして3年生で念願のA判定を獲得。面接では意志の強さとリベンジ精神を猛アピール。みごと大手商社の内定をゲットした。 「東大生にはない頭の柔軟性と、結果を出すまで努力するひたむきさ、そして何より東大生なみの頭脳が評価されたと思います」とA君は語る。 事情通の就活エー