失敗どろこか大成功したドイツ ドイツの太陽光発電が快進撃を続けている。一部には、買い取り制度の「失敗」とか、成長の「失速」などと批判する声があるが的外れ。実際には躍進は今も続いている。 まず、2012年5月25~26日の2日間、太陽光による史上最高の発電量を記録した。一時は最高出力2200万kWに達し、ドイツの全電力需要の半分近くを太陽光発電が供給した。 そして、年間導入量でも記録を更新しつつある。2010年に740万kW、2011年に750万kWの太陽光発電を新規に導入。2012年には「失速」どころか、最初の10カ月で680万kWを設置しており、通年では昨年を上回る可能性が高まった。 日本は2010年の年間導入量が100万kW、2011年が130万kWであった。筆者は、2012年に暦年ベース(1-12月)で200万kW、年度ベース(4月-3月)では250万kWに達すると予想している。 し
加藤和彦(かとう・かずひこ) 独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターシステムチームチーム長(工学博士)。1990年筑波大学大学院理工学研究科(修士課程)修了、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。1996年5月~1997年4月通商産業省工業技術院ニューサンシャイン計画推進本部研究開発官付(再生可能エネルギー担当)に併任、1997年6月~2000年3月東京大学工学部地球環境工学寄付講座特別教員併任、2001年4月~2003年3月新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)太陽・風力技術開発室主任研究員に出向、2011年4月から現職。2006年からPVRessQ!活動を開始。著書に『太陽光発電システムの不具合事例ファイル-PVRessQ!からの現地報告』(日刊工業新聞社) 加藤:産総研では現在、5645枚、住宅だと211軒分に相当するパネルを設
太陽光発電(PV)のえらいひとの講演を聴いてきたので書く。 太陽光発電には安全神話がある原子力発電に安全神話があるように、太陽光発電にも安全神話がある。安全安心でメンテナンスフリーという神話である。 残念ながら、それは神話なのだ。 太陽光発電はメンテナンスフリーではない普通の一軒家に設置するような光発電システムは、10年も使っていると5軒に1軒ぐらいはパワーコンディショナが修理か交換になってしまう。7軒に1軒ぐらいは、ソーラーパネルも1枚以上交換している。果たして、投資の一環としてはじめた屋根借りるタイプのにわか太陽光発電業者や、元が取れると家主に設備を買わせようとする施工業者は、利益率の計算にその費用をちゃんと入れているのだろうか…? ソーラーパネルの製造元は、10年保証や25年保証と言った長期保証をつけるから大丈夫だ、と思うかもしれない。ところが、システムが完全にダメになる前に、出力が
電力不足の夏にむけた活動は続きます。 先日はピークシフト用の家庭用蓄電池をつくりましたが、 貯める電気は電力会社から供給されたものでした。 「電気が足りないなら自分でつくればいい」ということで 蓄電池を充電するための小型太陽光発電システムを 自作することにしました。 1.コンセプト どこでも折りたたんで持ち運び、必要な場所で太陽光発電が可能なようにする 2.イメージスケッチ 太陽電池パネル、蓄電池、チャージコントローラーの3つを接続したシステムとします。 太陽電池パネルは持ち運びを簡単にするために小型のものを2枚準備し、 それを「蝶つがい」でつなぎ合わせた構造のイメージです。 折りたたむとキャンプ用の机のようになり、 取っ手を持って持ち運ぶことができます 右上のシステムブロック図に示すように、太陽電池の電力を外部に取り出すには 出力側に接続した機器とのバランスを取る必要があります。 このた
印刷 ビルの壁や車のボディーで使える「塗る太陽電池」の実用化のめどが立った。従来の太陽光パネルでは置きにくかった場所に塗ることができ、量産もしやすい。2013年春ごろに出回ることになりそうだ。 三菱化学が、光を電気に換える効率が実用レベルの10%を超える試作品づくりに、世界で初めて成功した。従来のガラス板で挟む結晶シリコンではなく、炭素化合物を使う。乾いて固まると「半導体」の役割を果たすようになり、配線を施せば、光に反応して電気を起こす。 煙突や高速道路の屋根など丸みがある物のほか、衣服など曲がる素材に対応できる。通常の太陽光パネルはガラス込みで厚さは数センチ必要だが、この方式だと1ミリ弱で済む。重さも同じ面積なら、結晶シリコン系の10分の1未満に抑えられるという。 塗る太陽電池は、変換効率が課題とされ、世界中で開発が競われてきた。三菱化学は成分や構造を見直し、変換効率10.1%と
夢の発電技術を米大学が研究中、「1.5リットルの生活廃水で1日分の発電ができる」 2011年3月28日 米マサチューセッツ工科大学(以下:MIT)の研究者は、植物の光合成の原理を応用し、発電する研究を進めている。このほど、太陽光発電よりもはるかに効率的で、無駄のない発電方法について発表を行った。それによると、早ければ来年までに、一般家庭の電力源を、生活廃水1.5リットルでまかなえるかもしれないというのだ。 この研究は、MITの化学エンジニアリングの権威、ダニエル・ノセラ博士らが行っているものだ。博士によると、植物の光合成の原理を応用し、コバルトとリン酸塩を用いて、人工の「葉」を作り出した。これを水のなかに浸し、水の分子を分解して、電気を生成するのである。45日間継続的に実験を行った結果、ソーラーパネルを上回る効率で、電気を得ることができたと報告している。 すでに商業化に向けて、インドの企業
スマートソーラーインターナショナル株式会社とは 富田孝司(社長)により設立された、東京大学発のベンチャー企業です。 産・学・官連携により、高効率・低コストで大規模に展開可能な太陽光発電システム を開発・生産し、グローバル市場におけるリーダーを目指しています。
「追尾集光型太陽光発電システム」の説明をする、「スマートソーラーインターナショナル(Smart Solar International)」社長を務める東大先端科学技術研究センター(University of Tokyo's Research Center for Advanced Science and Technology)の富田孝司(Takashi Tomita)特任教授(2011年6月3日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【6月3日 AFP】東京大学発のベンチャー企業「スマートソーラーインターナショナル(Smart Solar International)」がこのほど、太陽の方角に合わせて向きを変える反射鏡で集光効率を従来型の2倍に高めた新型の太陽光発電システムを開発した。東日本大震災の被災地への出荷を目指し、8月から生産を開始するという。 同社は米カリフォルニア
ネパールは、慢性電力不足です。 対処するために、計画的な停電さえある。 なんと、ネパールに髪の毛でソーラーパネル発電しようという若者たちがいます。 発明したのは、トリニティー・インターナショナル・カレッジに通う学生たちが結成したグループ「サイエンティック・ギルド」です。 中心になったミラン・カルキは、出身地ディクティル村も、電気がなく勉強するのもろうそくの明かりのみで苦労したといいます。 彼の育った村は、電気がないだけでなく、子ども達は大事な働き手であるために進学さえ思うようにできない。 ミラン・カルキは、子どものときから電力不足解決のために勉強しただけでなく、実験も繰り返していました。 両親は、そんな彼を腎臓を売ってでも進学させたいと頑張っていました。 ミラン・カルキたちは、黒髪に多く含まれるメラニン色素の感光性に目をつけ、美容院の協力を得て作ったパネルで、LED電球を灯しました。 トリ
尻P(野尻抱介) @nojiri_h 地球の半分は昼なんだから、地球規模のスマートグリッドがあれば太陽光発電が24時間持続する。レーザーを使うなどして、超長距離送電ができないもんかなあ・・・ 2011-04-02 20:56:46
信大理学部(松本市)の樋上(ひのうえ)照男教授(分析化学)らのグループは4日、太陽光で発電する「太陽電池」と、発電した電気を蓄えておく「蓄電池」の両方の性質を持つ「光電気化学蓄電池」の開発に成功したと発表した。炭素分子「フラーレン」が持つ、太陽光エネルギーを内部に閉じ込め長期間保存できる性質を利用した。同教授によると、フラーレンを応用した太陽電池の開発は珍しいという。 「光電気化学蓄電池」は、フラーレンを溶かした油の槽と、酸化剤を溶かした水の槽の二つの部分で構成。油槽に太陽光を当てると、中のフラーレンが太陽光のエネルギーを蓄える。電気が必要な場合は、フラーレンが持つエネルギーを電子の流れを利用して水槽へ移し、電気を発生させる仕組み。 フラーレンが蓄えたエネルギーは長期間保存でき、夜間や悪天候時にも電気として利用可能。現在の太陽光発電システムでは、パネルなど発電部分のみでは電気を蓄えられ
この調査レポートは、トッププレーヤー、サイズ、シェア、主要なドライバー、課題、機会、競争環境、市場の魅力分析、新製品の発売、技術革新、および成長の貢献者を通じて、グローバルミニデータセンター市場分析の戦略的分析を示しています。 さらに、市場魅力指数は、ファイブフォース分析に基づいて提供されます。 このレポートは、主にトップ プレーヤーとその市場セグメント、ビジネス戦略、地理的拡大、製造と価格設定、およびコスト構造に焦点を当てています。 また、PESTLE、グローバル ミニデータセンター 市場の SWOT 分析にも焦点を当てています。 これは多くの場合、国際市場に対する COVID-19 の現在の影響をカバーする最新のレポートです。 このプレスリリースは調査研究をまとめたものです。 完全なレポートには詳細が含まれています。 レポートの PDF サンプル コピーを取得: (TOC、表と図のリス
プラスチック色素増感太陽電池(基本編)を作ってみよう(写真図解版) 色素増感太陽電池の作り方 ここでは、実験キット(基本編)のマニュアルで、説明しきれなかったところを写真入りで解説しています。 マニュアルを参考にしながら、読んでみてください。 1、ケースの中身を確認しましょう。 ケースの中には、マニュアルと、実験用具が入っています。この箱の中の材料だけで、一番初歩的な、色素増感太陽電池を作ることができます。 高性能な、ソーラーモーターをぶんぶん回すような太陽電池を作りたい人は、、、「ごめんなさい!」 この「基本キット」のセットでは、残念ながら、モータを回すことができる電池は作ることができません。 この「基本キット」では、ようやく電子オルゴールがなるくらいの太陽電池を作って、光発電の仕組みを体験することを目的としています。 また、1時間くらいの時間があれば、発電の確認まで、できるように部材を
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