梅芸のINTO THE WOODSにいってきた。昨年11月末のソンドハイム訃報を受けて涙した身としては、貴重な日本語上演を観に行けるのが楽しみだった。思い返すとソンドハイム作品を観るのは2004年の宮本亜門演出「太平洋序曲」ぶりというブランクで、そんなレベルの人間の感想だと思ってください。ぜんぜんほめていません。 物語と舞台演出などについてのネタバレです。時間が経つにつれてなんだかイライラしてきたし頭にきている。役者のインタビューを読んでしまったせいかもしれない。役者個人への文句もあるけど、プロダクション全体に対しての失望がつよい。 ↓ここからネタバレ INTO THE WOODSは童話のキャラクターたちが未知の世界、すなわち森で欲望にしたがって行動することによっていったんは目的を遂げるものの、混乱し、戸惑い、命を落とし始めるビターな大人のミュージカルだ。巨人の妻によって自分たちの世界が破