僕と彼女は数ヶ月に1回しか会わない。僕が新しいお気に入りの店を見つけた時に彼女と来てみたいと思う形でスイッチが入り、連絡を取る。でも実際会う段になると、その時の気分は風化してしまって、その店に行くとは限らないのだけど、食事をして、バーに行ったり、お茶をしたりしながら何を話したか後からほとんど思い出せない程度の他愛もない会話や近況を確認しあって家に帰る。それだけの食事や会話を楽しむために時々会う関係にとても満足している。何度かセックスもしたことはあるが、それで関係が変わることはなかった。もし二人の関係が変わるとしたら、大きく生活の優先順位が変わり、会う時間を作りにくくなるとかそんなことだろう。それはそれで仕方ない。数回の彼女とのセックスで特筆すべきことは、必ず彼女がおしり(つまり肛門)の臭いを嗅ぎたがるということだ。私が承諾すると彼女は私の臭いを嗅ぎ、「うーん」と唸ってみせたり、「臭い」とは