新年度が動き出した3日、各府省では入省式などが行われ、閣僚から新入職員に様々なエールが送られた。 高市総務相は訓示の中で、総務省本省に採用された101人のうち40人が女性だと紹介。「昔はオッサン臭い役所だと思っていたが、今や女性大臣がおり、女性政務官もいる。女性にとって働きやすい職場は男性にとっても働きやすい」と述べ、安倍内閣の看板政策である「女性活躍」をアピールした。 社会保障や働き方改革などの重要施策を担う塩崎厚生労働相は、「大きな夢を持って、多少、上司をおちょくるぐらいの勢いで新しい考えをどんどん見せていただきたい」と激励した。 一方、再就職あっせん問題で幹部らの大量処分が行われた文部科学省では、松野文科相が一連の問題に言及し、「信頼回復に向けて省を挙げて取り組んでいるが、皆さんが 萎縮 ( いしゅく ) する必要はない。理想、初心を忘れることなく、元気に働いてほしい」と呼びかけた。