佐藤天彦名人に稲葉陽八段が挑戦する第75期名人戦七番勝負。第3局は長崎県西海市大島町にある「オリーブベイホテル」で行われました。 リニューアルされたオリーブベイホテル。設計は著名な建築家の隈研吾氏。 開催地の大島町は長崎県の中部、西彼杵(にしそのぎ)半島の北西部にあり、以前は離島でしたが、平成11年に大島大橋が開通して地続きになりました。今回、関係者一行は長崎空港から送迎車で会場入りしましたが、ホテル近くの大島港から高速船に乗れば、30分足らずで佐世保港に移動することもできます。今回現地に訪れた東和男八段は、帰りにフェリーを利用したとか。のんびりした旅を好む方は、そちらがお勧めです。 オリーブベイホテルは2013年にリニューアルオープンし、過去には「大島アイランドホテル長崎」という名で名人戦が2回、竜王戦が1回行われています。対局前日の検分では、その当時に使用した3組の駒が用意されました。