2002年9月25日(水曜日)、『 肉じゃが 』をテーマにNHKのテレビ番組「ためしてガッテン」が 放送されました。題して『 永久保存版!肉じゃが自由自在 』。食べる人の好みに応じた「タイプ別おいしい肉じゃがの 作り方」を科学的に解明するのでございます。 番組中に、様々なタイプの肉じゃがの作り方(煮くずれ有・無、汁有・無 などなど)が紹介されましたが、 どのタイプも「材料を水で煮て、醤油と砂糖で味つけ」が基本、つまり、『 ダシ 』を一切使わないのです。 国営放送の超人気番組ですから、事前に、肉じゃがのスタンダードな作り方を調べたに違いない。 ってことは、『 ダシを使わない肉じゃがが、今時の日本のコンセンサス 』のようでございます。 この現実に落胆した私は、放送の翌々日、『 肉じゃがはどうやって作りますか? 』と題した メールをお客様に差し上げました。 (そのメールにご興味あればこちらをご覧
「昆布の水塩」は昆布のことを知り尽くした松前屋が、日本のうま味を追及して作り上げた、自然のうま味成分たっぷりのリキッド・ソルトです。日本で古くから用いられてきた調味料(水塩)に、料理人の間でも特に重宝されている北海道道南産の白口浜の真昆布や椎茸、鰹節、帆立などの自然のうま味を加えました。 日本を代表する調味料と言えば「醤油」ですが、醤油が普及する以前では調味料として「水塩」が用いられておりました。長亨3年(1489年)の「四条流包丁書」の中にも「ウシホヲ汲テ先ず煎ジテ」と海水を煮詰めて作る調理法が見受けられます。「ウシホ」というのは潮煮や潮汁の「うしお」のこと。今でも日本料理のトップシェフたちは伝統技法として「水塩」を使用しているのです。
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