スウェーデンのインディースタジオHi-Bit Studiosは6月21日、『198X』をSteamにてリリースした。価格は1010円。本作は、1980年代を生きる主人公が、ゲームと共に大人へと成長していく様子を描いた作品だ。音楽には古代祐三氏も参加している。 『198X』の舞台となるのは、とある街の郊外。主人公の10代の少年は、無邪気でいられるほど若くはなく、かといってさまざまな義務に縛られた大人にもまだなっていない、微妙な時期を過ごしている。彼は、カセットテープのウォークマンを聴きながら地元の街を歩き、何気ない風景の中から思い出を見つけながら歩みを進めていく。何か心躍るものはないものかと、あてもなく探し求めていたのだ。 そしてある日の夜、彼はずっと昔に閉鎖された工場の前でふと足を止める。入り口にネオンが灯っており、何かの店が営業を始めたらしい。この工場跡は、もともと近寄りがたい雰囲気があ