文 ユキ 同居人の自死という経験を持つはてなブロガーのユキさん。時がたち、2019年の命日で初めて「心のゆらぎ」を持たずに日常を過ごせたのだそう。ただ、そこにいたるまでにはさまざまな葛藤がありました。 傷が癒えない状態での復職、「心のフィルター」を通して人とコミュニケーションする理由、パートナーが亡くなったことで浮き彫りになった「本当の自分」と向き合うことーー。ユキさんが、悲しみを抱きながらも、同時に前を向くまでの思いを寄稿いただきました。 同居していたパートナーとの別れ 3年ほど前、同居していたパートナーが自死した。心身の不調を訴えて働けなくなった彼に「うちにきちゃいなよ」と声をかけた“同居”で、“同棲”というほどセクシーなものではない。ただ、人知れず彼が抱える、心の闇や苦しみ・悩みとの闘いを陰から応援し、見届けたかった。 まあ、それが本当に“見届ける・終わる”ことになろうとはその時は思