アメリカの日系3世の議員が議会で演説し、伊勢志摩サミット出席のため、来月、日本を訪れるオバマ大統領に対し、被爆地広島を訪問し、核兵器の悲惨さを世界に訴えるよう求めました。 アメリカでは、原爆投下は戦争の早期終結のために必要だったという意見が根強く、退役軍人などを中心にオバマ大統領の被爆地訪問が謝罪と受け取られることへの懸念の声もあります。 これについて、タカノ議員は「オバマ大統領の訪問は、アメリカ国民を代表して謝罪することを意味するわけではない」と述べ、過去の原爆投下の正当性を巡る議論にはつながらないという見方を強調しました。来月、伊勢志摩サミット出席のため来日するオバマ大統領については、有力紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストも相次いで広島訪問を支持する社説を掲載しており、オバマ大統領の決断に注目が集まっています。