大阪府は府内の5つの大学病院に対して、大型連休の29日から来月9日までの間に、予定されている入院や手術を延期し、重症者用の病床を確保するよう要請しました。 大阪府内の新型コロナの重症患者は、27日の時点で376人と330の重症病床を上回り、一部の患者は軽症・中等症の患者用の病床で治療を続け、医療体制は危機的な状況が続いています。 府は大型連休中も重症患者が増えることが予想されるとしています。 このため府は27日、府内の5つの大学病院に29日から来月9日までの間、時限的な緊急の措置として、予定されている入院や手術を延期し、重症者用の病床を確保するよう要請しました。 要請に応じて病院で受け入れた患者は来月10日以降、患者が減少した場合に、優先的にほかの病院に転院するよう調整するとしています。 府は「重症者が確保病床を上回る非常に厳しい状況が続いている。大型連休の時期を何とか乗り切りたいので協力