つなぐ技術 札幌にて 先週の日記で取り上げた「つなぐ人フォーラム」を受けて、さらに考えてみたいと思います。「つなぐ人フォーラム」は、展示や自然環境などに含まれるメッセージと人とを結びつける、いわゆる「インタープリテーション」を主題にしていましたが、僕が思い描いている「つなぐ」人や技術は、それらも含みながら、より広範な可能性を意味しています。 異分野、異文化、異世代、異地域……等々、異なるもの同士を結びつけ、その間に何らかのインタラクション(相互作用)をもたらし、そこから新たな価値の創造や、問題の解決、関わる人どうしの学びや成長を促していくこと――僕は、「つなぐ」人や技術とは、そうした役割を担うものだと捉えています。 これまでも、そうした役割の重要性は各所で指摘され、その取り組みがなされてきたことは言うまでもありません。産学連携、異文化交流、コラボレーション、ネットワーキング……
1年に1回、TEDという会議が開かれて科学・技術・社会学・社会活動・政治・音楽・エンターテーンメントなどさまざまな分野の最先端の人が講演をおこなっている。ビデオ・ポッドキャストでその年の会議の講演や以前の講演が配信されている。 2005年のTEDで統計学者ピーター・ドネリーがおこなった講演を見る機会があった。確率について間違えやすいから注意しよう、という警告をいくつかの実例をもって示したものだった。 示された実例の1つをこのエントリーの表題に使っている。講演の中で「99%確かな検査で病気との結果が出たとすると、本当に病気である確率はいくらか」という問いが発せられている。単純に考えれば99%なのだが、もしそうなら統計学者が講演で問いかけたりしないだろうから、99%ではないことは察しが付く。その問いが発せられたところで再生を止めて、考えてみた。 まず、以下のように定義する。 その病気にかかって
Boing Boing で Cory Doctorow が『Brain Rules』という本を紹介しているのだが、"Oliver Sachs meets GETTING THINGS DONE" というフレーズがとてもキャッチーで、これ邦訳したら売れそう。「職場、家庭、学校で成功する12の原則」とな。 Brain Rules: 12 Principles for Surviving and Thriving at Work, Home, and School 作者: John Medina出版社/メーカー: Pear Pr発売日: 2008/03/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者の John Medina についてはよくは知らないが、調べてみると邦訳が出ている本もあるね。 美しく年をとる知恵―老化のメカニズムを探る 作者
先日、ネットの掲示板で「小2の算数複雑すぎワロタ」といったスレッドがたち、一部で話題となっていた。 件の問題は、 「くふうしてけいさんしましょう」というもの。 たとえば、以下の「52-8」という問題、「くふうしてけいさん」すると……。 <12から8をひいて4→40と4で44> <52から2をひいて50→50から6をひいて44> これ、2年生でも暗算ですぐ計算できてしまうもので、大人ならなおさら瞬時に答えがわかるだけに、「なんでそんなめんどうくさいことを?」と思ってしまう。 ちょうど自分自身も、小2の娘とその友人にこの問題を聞かれたところだったので、ネット上の話題に敏感に反応してしまったのだが、実際、ネット上では「これをくふうというのか」「わかりにくすぎ」などの大人のコメントが多数見られた。 また、子どもたちの解き方を見ていると、普通に計算できるくせに、「くふうして」と言われると、ややこしく
この記事の続編を公開しました(2009年7月31日) 「ASCII.jpオススメ! 技ありミニノート5選・徹底比較」 この夏注目のAspire One 751、Eee PC 1008HA、dynabook UX、LOOX M、VAIO type Pという5機種を徹底比較! また最新機種のラインアップはこちらの記事でチェックできる。 モバイルを手軽にするAtom 実売価格が6万円以下で、画面サイズが10インチワイド以下の低価格ミニノートが人気だ。民間調査会社「BCN」の調査によれば、7月のノートパソコン全体における低価格ミニノートの販売台数シェアはじつに40%に達するという。 アスキー総研が、非PCマニア層に実施した調査でも、既婚者、20代、40代を中心に、パソコン購入検討者の23%が購入意向を持っている。これまで手の届きにくかったモバイルパソコンが低価格に手に入る点などがその理由になってい
モバゲータウンは、短期間でユーザー集めた化け物サイトです。その上で、400人くらいの監視体制をひいていて、コストをかけてきちんとコンテンツを見張っているところです。 「モバゲータウン」監視人員が350人体制に、新潟市にCSセンター開設で これは個人的には結構評価していて。これだけのコストをかけて監視するっていうのは相当なものです。 さて、そんなモバゲータウンですが、健全なサイトとしてEMA認定っていうのを取得したみたいです。 モバゲータウン、“健全なサイト”として EMA 認定を取得株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は2008年9月16日、青少年の保護と健全な育成を目的として、審査・認定および啓発・教育活動を行なう有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)より、「コミュニティサイト運営管理体制認定基準」に適合するサイトとして認定された、と発表した。 同社は
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