地球温暖化対策として環境省などが行っていた実験で、太陽光発電と省エネ対策でオフィスビルでのエネルギーの消費量を実質的にゼロに抑えることに成功したと発表しました。 ビルには外壁一面に太陽光電池のフィルムが張り付けられ、発電が行われています。一方、オフィス内では、人が席を離れるとセンサーが感知して照明や冷房が自動で消えるシステムや日光を鏡で反射させて室内に取り込むことで照明を減らす仕組み、それに、消費電力がリアルタイムで把握できるコンセントなど省エネ対策のさまざまな取り組みが行われています。 30日の会見では実験の結果、1年間で消費したエネルギーは1平方メートル当たり463メガジュールと、一般的なビルに比べて75%削減し、消費量に相当するエネルギーを太陽光発電で賄うことができたとしています。 環境省によりますと、発電の敷地が限られる都市部のオフィスビルでエネルギー消費量をゼロに抑えることができ