江戸幕府を開いた徳川家康ゆかりの愛宕神社(東京都港区)は来年1月4日限定で、電子マネーで初詣のさい銭を受け入れる。小銭を持たない人が増えたためで、2014年から仕事始めの日に試験的に読み取り機を設置してきた。さい銭の電子マネー決済を認める神社は珍しく、利用者の反応を見ながら今後、本格的な導入を検討する。 電子マネーの導入は、「楽天エディ」を展開する楽天側が提案した。当日は楽天が無償で読み取り端末1台をレンタルする。通常、決済ごとに加盟店からもらう決済手数料もとらない。午前8時から日没ごろまで、本殿前に常設されているさい銭箱の横に端末を置く。参拝者は好きな金額を1円単位で入力。自身のカードや携帯をかざすと決済される。楽天エディ以外の電子マネーは使えない。 楽天は創業時のオフィスがすぐそばだった縁で、三木谷浩史会長はじめ幹部が愛宕神社を初詣に訪れるのが恒例になっている。 愛宕神社は江戸幕府が開
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