林野庁は、近年、ナラ枯れ被害が増加していることから、平成23年9月を「ナラ枯れ被害調査強化月間」として被害状況の調査を実施しました。今般、平成23年10月末時点における全国の被害発生状況(速報値)を取りまとめました。 この速報値は地域における被害対策の推進にあたっての参考としていただくものです。 ナラ枯れ被害量 ナラ枯れ被害について ナラ枯れ被害は、大量のカシノナガキクイムシがナラ・カシ類の幹に穴をあけてせん入し、体に付着した病原菌(ナラ菌)を多量に樹体内に持ち込むことにより発生する樹木の伝染病によるものです。 ナラ枯れ被害状況とその特徴 (1)全国のナラ枯れ被害量(速報値)は、前年度と比較して大きく減少し、約16万立方メートル。但し、一部地域では被害が増加しました。 (2)平成22年度に被害が発生した青森県において被害が報告されなかったため、29都府県で被害が発生しています。 参考 平成