【ニューデリー共同】ネパール山岳関係者は21日、世界最高峰エベレスト登頂を目指していた檜山管内今金町出身の登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さん(35)がエベレストで遭難したと明らかにした。登頂を断念、下山する途中で死亡したとの情報がある。詳しい状況は不明。在ネパール日本大使館などが確認を急いでいる。 栗城さんの事務所によると、栗城さんは2004年の北米デナリ(旧称マッキンリー)を皮切りに6大陸の最高峰を制覇。09年からエベレスト登頂に挑戦したが、いずれも失敗した。12年の挑戦では、凍傷で手の指9本の大部分を失った。 自身のフェイスブックによると、栗城さんは12日にエベレストのベースキャンプを出発。登山途中の21日「体調が悪く、7400メートル地点から下山することになりました」と報告していた。
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