農地を中心としてさまざまな環境が入り交じる里地里山地域を、Satoyama Indexという指標で示した地図。 里地里山は、農地、ため池、二次林、草原などの環境がモザイク状に存在し、動的な土地利用が行われることによって、多様な動植物の生息・生育の場となっており、我が国の生物多様性保全上重要な地域となっている。里地里山を特徴づける重要な要素の一つであるモザイク性に注目した指標であるSatoyama Index(詳しい算出方法はBox参照)を用いて全国を評価した。Satoyama Indexは農地とその周辺地域の土地被覆の多様度にもとづいた里地里山の指標であり、値が高いほど対象地域の土地利用のモザイク性が高いことを示す。 Satoyama Indexの値は、健全な里地里山を指標する両生類やイトトンボの種数との関係も見出されていることから、Satoyama Indexの高い地域(0.4以上。地図