薄型軽量のデジカメが当たり前になった今では、「DMC-TZ1」をひとめ見ただけでは、ちょっと大きくて厚めのデジカメに思えるかもしれない。だが、このサイズで光学10倍ズームだと知れば、その小ささと軽さに驚くはず。 これまで「LUMIX FZ」シリーズで光学手ブレ補正付きの高倍率ズーム機を展開してきた松下電器産業が、よりコンパクトでいっそう手軽な高倍率ズーム機として開発したのが、このDMC-TZ1である。「旅カメラ」というコンセプトもユニークだ。 商品企画を担当した松下電器産業 パナソニックAVCネットワークス社 DSCビジネスユニット 企画グループ 商品企画チーム 主事 工学博士 佐藤徹哉氏と、レンズを中心としたシステム全体の技術的なマネージメントを担当した同社 DSCビジネスユニット 先行開発グループ 先行デバイス開発チーム チームリーダー 山根洋介氏に、DMC-TZ1の開発の狙いや経緯を