Java、EJB、Webアプリケーションなど、さまざまな新しいテクノロジのキーワードが登場する中で、「分散オブジェト技術」というキーワードは一見古く感じられます。しかし、長い歴史をもつ分散オブジェクト技術は、情報システムにおけるソフトウェアの分散配置による大規模システムの実現、ソフトウェアのコンポーネント化や再利用、将来の拡張性を確保する手法として、今後も利用され続ける技術です。 そして現在、企業システムの統合、Webシステムとレガシーの接続が業界の大きなテーマとなっています。その解決にWebサービスも注目を集めていますが、分散オブジェクト技術との共存が現実解との共通認識が業界にはあり、分散オブジェクト技術は、技術者にとって今後ますますシステムインテグレーションを行う際の基礎的な知識として、知っているべき技術となるでしょう。 本連載では、初心者の方を対象に本文で内容をできるだけやさしく解説