米ボーイングが製造した最後のジャンボ機(ボーイング747)=6日、米ワシントン州(ボーイング提供、共同) 米航空機大手ボーイングが、ジャンボ機(ボーイング747)の最後となる機体を米西部ワシントン州の工場から6日に出荷、ジャンボ機の半世紀余りの歴史に幕を下ろした。1967年から累計1574機を製造したが、近年は需要が低迷していた。 ジャンボ機は前方が2階建てになっており、最大500人を超える旅客を運べる。かつて日本航空と全日本空輸も国際線で積極的に活用し、日本人の海外旅行を身近にした。ボーイングによると、最後の改良型の747―8型は全長が約76メートルあり、貨物専用機の積載量は130トンを超える。