先日、NHK番組発掘プロジェクト通信を読んでいましたら、 www.nhk.or.jp 作家の井上ひさしさんが影響を受けた本の一つとして、『莫切自根金生木』という作品をあげていました。 『莫切自根金生木』は江戸時代の黄表紙というジャンルの本です。 これは、ここで取り上げるしかないでしょうヾ(๑╹◡╹)ノ" だって、これを読んだら影響を受けて、私も大作家になれるかもしれませんものヾ(๑╹◡╹)ノ" 『莫切自根金生木』は、「きるなのねからかねのなるき」と読みます。 このタイトルは上から読んでも下から読んでも「きるなのねからかねのなるき」です。 回文にするために、文法的にはヘンテコになっていますが、 「切っても切っても根から金のなる木が生えてくる」 「切っても無駄だ、根っこがある限り金のなる木は生えてくるのだから」 と言った意味合いでしょうか。 作者の唐来参和《とうらいさんな》は小沢昭一さんが舞台