「中国ブームは終わった」。たしかに高層ビルが今でもどんどん増えているし、街往く人が豊かになったのは間違いない。しかし、エレクトロニクス分野の外資系メーカーの投資は、これまでのようには続かないだろう。“世界の工場”としての地位が揺らぎ始めた。 これまで中国に生産拠点を持っていたメーカーも、次の投資先は別の国を選んでいる。中国市場向けの低価格携帯電話機で大きくシェアを伸ばしたフィンランドNokia Corp.ですら新しい工場をインドに建設した。三洋エプソンイメージングデバイスはフィリピンに後工程の拠点を展開し、反日運動で工場が一時停止した太陽誘電は中国投資を凍結した。その他、日本電産や日東電工など日本メーカーがベトナムへの投資を決めた。投資を継続していると言えるのは、台湾メーカーくらいだろうか。 既に投資した中国の工場で減産したり、工場を閉鎖することはないが、今後能力を増やすのであれば、中国以
5秒後に時事ドットコム・ホームにジャンプします。 ページが切り替わらない場合はこちらをクリックしてください。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く