ガソリンスタンドが少ない過疎地でも、気軽に軽トラック(軽トラ)を使えるよう、下町の工場が、荷台に電池を取り付けて電気自動車(EV)としても利用できる技術を開発した。 家庭用のコンセントで充電でき、開発者は「給油が不便な地域に住む人にとってはいい選択肢になるのではないか」と話している。 ガソリンスタンドは、2011年の消防法改正で、設置40年以上の地下タンクには13年1月末までに交換や改修が義務付けられ、店側にとっては数百万円単位の新たな設備投資が必要になった。このため、零細を中心に廃業が進み、全国の店舗数は12年3月時点で3万7743店と、ピークだった1994年度末の6割程度に落ち込んでいる。経済産業省が定める、ガソリンスタンドが3店以下の自治体「給油所過疎地」は11年3月現在で238に達した。 ここに目を付けたのが、東京都墨田区江東橋の自動車整備業「城東自動車工場」。 地方でよく使われる