人形峠製レンガの原料である掘削土は、過去のウラン探鉱に伴う坑道掘削作業の工程で、ウラン鉱床にたどりつく手前までに掘り出した自然にある岩石、土砂の一部です。人形峠製レンガに含まれる放射能の濃度は安全上規制の必要がない極めて低いレベルであり、また、その放射線量は、花崗岩などと同じ程度です。 (1) 今般の原料は、鳥取県の湯梨浜(ゆりはま)町にある方面(かたも)捨石たい積場から撤去した約3,000立方メートルのうち、放射線量が極めて低い約2,710立方メートルです。 人形峠製レンガは、これを有益なものとして使うため、加工したものです。 なお、放射線量がウラン鉱石のように比較的高い約290立方メートルは、米国に搬出し、現地で製錬し処理を終了しています。 (2) 人形峠製レンガの原料となる約2,710立方メートルの掘削土は、方面捨石たい積場で土のう2,640袋に袋詰めして、人形峠レンガ加工場の原