岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」(岡崎市康生通西4)に11月10日、全国の図書館2640カ所を回り終え、「じてんしゃ図書館」の土居一洋さんが到着した。 「じてんしゃ図書館」で貸し出す本に書いたイラストとメッセージ(土居さん自筆再現) 土居さんは1978(昭和53)年、神戸生まれ。徳島県で育ち、21歳の時に仕事を求め愛知県に来たという。工場の派遣社員として半田市、豊田市などに移り住み、2003年秋、岡崎に引っ越した。 「じてんしゃ図書館」を始めたきっかけは一冊の本との出会いから。2004年3月、豊田の書店「ヴィレッジヴァンガード」で「百年の愚行」(Think the Earthプロジェクト刊)を見つけたという。「店員さんが書くPOPに『この本から目を背けてはいけない』とあった。そう言われたら手にするしかないじゃないですか」と土居さん。もともと環境問題に関心があり学生時代にはボランティアなどに