この度、神奈川県逗子市より、三浦市三崎に事務所を移転しました。 出版社を始めて3年目、蔵書も在庫も自宅に抱えていて、「手狭」という理由が一番でしたが、「どこか少し遠くに、自分たちがやりたいことをできる場所へ」を求めて、神奈川の西から南を探していました。 あるイベントのゲストで一緒になった三浦の人に、ある日、三浦海岸から三崎までドライブに連れていってくれました。逗子、鎌倉でも海を見てきたけど、三崎の海は「男前」な感じがして、港の魅力に惹かれてしまったんです。 現在、事務所兼蔵書室「本と屯」になっている場所は築90年の元船具店です。この物件の味と匂い、三崎の商店街のど真ん中という立地、なにより目の前が三浦市に3軒しかない新刊書店さんのひとつだったこと。 なんだか運命的な出会いをしてしまったようで、あの日のドライブから1ヶ月で三浦への引っ越しを決めてしまいました。 どこか腹の底で、「ここだ。ここ