先月末以来、携帯電話関連の話題の中で、というよりもむしろIT・デジタル家電業界全体の中で最大のトピックとなっているのがiPhoneの新製品である。KDDIからの発売が正式発表より前に噂されたり、「iPhone 5」でなく「iPhone 4S」であったことへの株式市場の反応であったり、旧機種の分割支払金を棒引きにするソフトバンクモバイルの対抗策であったりと、ここ半月あまりの間iPhoneの新機種が話題に上らない日はなかったほどだ。 端末自体や、KDDIとソフトバンクの販売戦略などについては既に多くの分析が行われているので改めて触れるまでもないが、iPhone 4Sや両社の年末商戦向けの新製品に関してはインフラの観点から見ても興味深いので、ここで整理しておきたい。 フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトとは、端的に言えばiモード/EZweb/Yahoo!ケータイといった従来のコンテンツ