農林水産省は、コメの消費の減少傾向が続いているとして、来年のコメの生産目標を、ことしより2万トン少ない791万トンとする案をまとめました。 この案は、農林水産省が、28日に開いた有識者による会議で示したものです。 それによりますと、今後のコメの需要見通しを踏まえて、来年、全国で生産するコメの数量目標を、ことしに比べて2万トン少ない791万トンとしています。 コメの生産目標が前年の目標を下回るのは4年連続で、その主な理由について農林水産省は、コメの消費量が減っていることを挙げています。 来年のコメの生産目標は、有識者による会議で正式に決まる見通しで、農林水産省は、農家が戸別所得補償制度による交付金を受け取るには生産目標を守る必要があるとして、引き続き生産調整を実施するとしてます。