ブランド豚「納豆喰豚(なっとくとん)」を飼育する岐阜県下呂市萩原町尾崎の堀田農産は、納豆喰豚のもも肉を使ってスペイン料理のアヒージョなど4種類の缶詰を開発し、商品化する。下呂の新しい土産品として売り出していく。 火を通すと硬くなるもも肉を有効に調理するとともに、日持ちする土産物となる商品を作ろうと、同市のフランス料理店のシェフの協力を得て、缶詰商品を開発した。 オリーブオイルで煮込んだ「アヒージョ」(90グラム入り)、ペースト状にした「リエット」(100グラム入り)、細かく刻んだ「レモンペッパーオイル漬け」(95グラム入り)、ゴボウなどが入ったしょうゆ味の「炊き込みご飯の素」(200グラム入り)の4種類。 同社の堀田秀行社長(69)は「良質の脂とあっさり味の納豆喰豚の特徴を生かしつつ、調理法と味付けで、もも肉を柔らかく仕上げることができた」と完成を喜ぶ。賞味期間は半年以上。12月から本格的