豚コレラなどの侵入防止対策について説明する県畜産関係部署の職員ら=19日、那覇市古波蔵の県畜産振興公社 沖縄県畜産課は19日、家畜伝染病の豚(とん)コレラとアフリカ豚コレラに関する侵入防止対策会議を那覇市古波蔵の県畜産振興公社で開いた。岐阜県の豚農場で確認された豚コレラや、隣国の中国で感染が拡大するアフリカ豚コレラが県内に持ち込まれるのを防ぐため、畜産関係団体が参加して防疫対策を確認した。県は農場の飼養衛生管理の徹底を呼び掛けた。 豚コレラは、豚やイノシシの病気。感染した豚は高い確率で死に至る。感染力が高いため、口蹄疫(こうていえき)と同様に家畜の殺処分や移動制限があり、感染すれば養豚業に大きな被害を与えると懸念される。人に感染することはなく、農林水産省によると感染豚の肉は市場に出回ることもない。 岐阜県で今年2例目の豚コレラ感染が16日に確認された。別のウイルスで豚コレラと似た症状を引き