こんな桃、見たことない。 川上に目をやれば、どんぶらこ。 洗濯をしていたおばあさんが見つけたのは、世界でいちばん大きな、桃でした。 このような桃は、わたしたちも見たことがありません。もちろんおばあさんも、見たことがありませんでした。山に柴刈りに行っていたおじいさんも、見たことがなかったはずです。流れてきたのは、本当に大きな桃だったのです。 Hello, Momotaro. 家に持ち帰って割ってみれば、中にはなんと、玉のような赤ん坊。 おじいさんもびっくり。おばあさんもびっくり。わたしたちまで、びっくり。 おじいさんもおばあさんも、最初は食べるつもりで桃を切ろうとしたのです。でも、中から飛び出したのは、元気な男の赤ん坊でした。こどものいなかったおじいさんとおばあさんは、おおよろこび。桃から生まれた男の子は、桃太郎と名付けられました。 身長は4倍、パワーは最大300倍。 元気いっぱい、すくすく
4月19日(米国時間)の朝、史上初となる火星ヘリコプターである「Ingenuity」(インジェニュイティ)が、火星の極めて薄い大気中を飛行する姿を、私たちは緊張の面持ちで見つめました。これは、NASAおよびジェット推進研究所(JPL)のチームにとって、とてつもない快挙です。それと同時に、世界中のオープンソース開発者によって構成された、目に見えないチームによるサポートの賜物でもあるのです。実際、GitHubを利用する約12,000名の開発者が、オープンソースを通じてIngenuityのソフトウェア開発に貢献しています。それにもかかわらず、ブラックホールの最初の画像と同じように、それらの開発者のほとんどが、火星ヘリコプターの初飛行の実現を自分が支援したということに気付いていません。 今回GitHubは、こうした見えない貢献を、目に見える形で表現したいと思いました。GitHubはJPLと連携し、
最後にnoteを更新してから、既に1年が経ってしまいました。 実は今月で2度目の起業から2年が経過したということもあり、過去を振り返りながら、今の気持ちを書き綴ろうと思います。 フリマアプリとは何だったのか?2012年に日本で初めてフリマアプリというプロダクトをゼロから立ち上げ、社会人人生の大半をフリル(ラクマ)に費やしました。 フリマアプリというカテゴリ自体が10年経たずして、年間市場規模8,000億(推定)を超える化け物サービスになったこともあり、読者の方にも「モノは捨てずに売る」という習慣や生活の一部を変えたサービスになった人もいるのではないかと思います。 悔しいことに一番初めに誕生したフリマアプリ は僕たちが始めた「フリル(ラクマ)」でしたが、最も世界を変えたのは「メルカリ」であり、退任した今でも「なぜメルカリのようにうまくやれなかったのか?」という心の憂いを抱えています。 我々以
勝間和代さんが、メルペイ青柳さんの「新しい本を『借りるようにして読む』という、メルカリとメルペイならではの体験を届けられる」という発言に憤っておられた。 以前から、新刊を書店からアマゾンや書店で定価で買って、すぐにメルカリで売ると数百円で本が読めて便利、という話があったことは知っています。 そして、私の本が大量にメルカリに出回っていることも知っています。 しかし、著者にとって、本を書いても、原則として新刊の印税しかこないというビジネスモデルだということを、メルカリの代表取締役や参加者はどこまで理解をしているのでしょうか? もちろん、ブックオフも以前から存在し、中古本はいくらでも市場に出回っていますから、これは今に始まった問題ではありません。ただ、ブックオフは買取価格が安いこともあり、新刊のビジネスとはある程度棲み分けがなされていました。 それが、今回のメルペイは、著者や出版社へのなんの敬意
昔話をします。 私が小学生の頃、「ゲーム機やゲームをたくさん持っている同級生」というのは、一種のヒーローでした。 当時はファミコンブームを皮切りに、様々なゲームハードが群雄割拠を始めた時代です。 当然、「面白そうなゲーム」も色んなハードで発売されるものでして、小学生の経済力ではとても遊びたいゲーム全てを遊ぶことは出来ませんでした。 持っているゲームハードは大体の場合一つ、ソフトはいいとこクリスマスや誕生日に一本ずつ買ってもらうのがせいぜい。 となると、「面白くないゲームを掴みたくない」と事前情報収集に血眼になるのは当然のことでして、「友人同士でのゲームの貸し借り・あるいは友人の家に行ってゲームを遊ばせてもらう」という機会も最大限利用しなくてはいけませんでした。 その為、クラスのゲーム好きの間では「今どんなゲームをマークしているか」「どんなゲームが面白そうか」「どんなゲームを買ってもらうつも
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