人間は無作為にテキトウに動くのだ、と主張する文芸部顧問になった「せんせい」と、この世の全てが理屈通りに動いている、と信じて疑わない中学生の文学少女「比良坂れい」の2人が孤島を舞台に繰り広げる壮絶な頭脳戦と恋愛模様。 根本的なツッコミとして、どうしてHJ文庫大賞に投稿したんだよ。メフィスト賞に送れよ。 読者層間違えてるよ。ラノベ読みに読ませようとするな、これはミステリ読みに読ませてくださいよ。ミステリ読みなら、また別の評価もされるだろうよ。ラノベ読みが読んでも、これはどう考えても地雷だよ。 すごいかと訊かれれば、確かにすごい作品ではあるが、面白いかと訊かれると、面白くはないよ。 女子中学生を偏愛する強姦魔の"せんせい"と、彼に恋をしたミステリ好きの女子中学生・比良坂が、愚にもつかない論理の捻くれた推理合戦(?)を延々と垂れ流すだけで、読んでるのがキツイ。 登場人物たちは、さも自分が正しいかの