会社には、いろいろな人がいる。あの人はどう考えても自分よりも能力が高いと思えないのに、自分よりも評価されている。そんな人がいないだろうか? リーダーシップとマネジメントに悩む、マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研」から、そんな人の存在理由を考察してみよう。 * * * 無能だけど給料が高い「あの人」は、一体何が評価されているのか? まず結論から言うと「上司の気分を良くする」ことに対して評価されている。 それが彼の正体だ。 そして、もし上司の気分を良くする仕事を「くだらないことだ」とバカにするならば、おそらくその人以上の給料をもらうことはできない。 それが会社という場所だ。 * 昔話になる。 ある会社に、プロセス改善のコンサルティングに入ったときのことだ。 その会社には、2つの派閥があった。 一つは、「実績派」のグループ。 営業部長を中心とした、「実力と実績で勝負だぜ