ベルギー・ブリュッセルのサウジアラビア大使館前で、禁錮10年とむち打ち刑を言い渡されたブロガーの釈放を求める国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのメンバー(2021年1月8日撮影、資料写真)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP 【3月28日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は28日に公表した2022年の年報で、ロシアのウクライナ侵攻を受け各国は怒りの声を上げたが、他の地域での人権侵害には沈黙しており、西側諸国の「二重基準」が鮮明になったとの見方を示した。 年報は、西側諸国はサウジアラビアの人権問題やエジプトにおける弾圧、イスラエルのパレスチナ人に対する扱いなどには沈黙を貫いていると批判している。 アムネスティのアニェス・カラマール(Agnes Callamard)事務総長は「ロシアのウクライナ侵攻