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ブックマーク / www.yasuienv.net (6)

  • 反偽善エコロジー 市民のための環境学ガイド

    武田邦彦氏による著作は、なかなかの人気のようだ。その読者層と想定されるのは、こんな人だろう。「環境、環境と言われると反発してしまう」。先日、ある雑誌の編集者と話をしたところ、そのような印象だった。 環境的生活を送ろうなどと言う人々は、「優等生的」だと批判されることも多い。同時に、そのような人々は、社会の仕組みが環境重視の方向に変化していかないことに苛立っている場合が多いので、「革新的」な人であると判断される場合も多い。 「優等生的・革新的」に加え、「良識的」だったりするものだから、環境重視の動きに反発する人も多いのだろう。そして、最後の決まり手が「道徳的」だったりするものだから、これはこれで、たまらない。 そんな「環境に反発の人々」のニーズをしっかり捕まえたのが武田氏のいくつかの著作である。 今回も取り上げるが、リサイクルや他の部分でも、かなりのデータの捏造が行われている節があるので、武田

  • 温暖化詐欺 市民のための環境学ガイド

    洞爺湖G8も終わったが、気候変動がやはり大きく取り上げられた。このような状態になると、常に反発が起きるものである。日という国は不思議なところで、これまで懐疑論が比較的弱かったのだが、このところかなりの量の「懐疑」が発行されている。 何冊かの「懐疑」をアマゾンで発注したのだが、すべてが入手できるには、3週間ぐらいかかりそうなので、今回はとりあえずの各論を行うのは止めて、懐疑論がどのような論理的な特徴をもっているかを明らかにすることにする。 C先生:温暖化懐疑論がこのところ盛んになっている。懐疑論といっても、何に対して懐疑的であるかは、かなり個別的な話である。共通にターゲットにされるものはなんなのか、そしてそれぞれどのぐらいの妥当性があるのか、議論をしてみたい。 A君:参考にしたのは、いくつかの。しかし、全部がそろっている訳ではない。 B君:しかし、今回は、手元に武田邦彦著、「偽善エ

  • 洞爺湖G8サミット評価 市民のための環境学ガイド

    洞爺湖において7月7~9日の3日間開催されたG8サミットが終了した。成果は、ご存じの通りである。現在の国際的政治状況では、G8サミットが言えることは最初から決まっているのである。ただ、その言えることも、内部的対立などによって、場合によっては、言えない状況になってしまうこともある。それを避けることができれば、G8の成果としては十分だったと言える。 G8サミットに対して、最初から過大な期待をすべきではない。個人的に思うことは、現時点で、ポスト京都の枠組みが大きく影響する中期目標については、日としての下手な決意などを表明すべきではない。なぜならば、それは立派な国際交渉だからだ。 それに対して、日のテレビで、石原東京都知事は、「福田さんは思い切ったことを言わなかった」、「アメリカの経済モデルはもはや成立していない、と述べるべきだった」、と批判的であった。それは、立場の違いであって、都知事として

    korompa
    korompa 2008/07/14
    懐疑論者のような外野は、何を言っても良いから楽ですよね。
  • 環境問題のウソと問題のウソと正解の距離 市民のための環境問題のウソと学ガイド

    最近、「環境問題のウソ」に関わるが売れているようで、とうとう「その2」まで出版されたらしい。 いくつかの主張をしているであるが、「プラスチックのリサイクルは環境破壊だからリサイクルをするな」が主張のひとつである。すなわち、プラスチックのリサイクルが良いという主張は、ウソだという。 日は、リサイクル問題、特に、プラスチックのリサイクル問題を取り上げて、「環境問題におけるウソ」とは何かを議論してみたい。ウソと正解とはどのぐらい違うのか。 C先生:実は、このを買っていない。読んでもいないのだ。むしろ買うこと、読むことを拒否してきた。なぜならば、「読む価値の無いは読むだけ無駄だから」。大体の内容は、過去のの主張から分かっているし、ホームページなどから、最近の主張も大体分かっていて、この著者が、読者の知力・判断力を馬鹿にした確信犯であることは確認済みである。 A君:今回は、自分もその

    korompa
    korompa 2007/10/14
    武田邦彦批判
  • メディア報道2冊 市民のための環境学ガイド

    現在、ノルウェーのベルゲンに滞在中。先週、トロンハイムのノルウェー科学技術大学で、持続可能性に関するシンポジウムがあって、ノルウェー関係者と議論をして、その後、ここベルゲンへ。実は、フィヨルドを見に来た。その報告は、次回にでも。 今回は、この旅に持参してきた次の2冊のが話題。 1冊は松永和紀著、「メディア・バイアス」、光文社新書、ISBN978-4-334-03398-9。 もう一冊は、小島正美著、「アルツハイマー病の誤解」、リヨン社、ISBN978-4-07075-9。 著者は、いずれも毎日新聞の関係者である。小島氏は、毎日新聞の現役の記者で、生活家庭部編集委員であり、松永さんは、京都大学大学院の農学系修士課程を終了後、やはり毎日新聞で10年間記者生活をしている。 この新聞報道の内部を十二分に知り尽くした二人の筆者が、話題は多少違うものの、どのようなものが記事になるか、その実態を記述し

    korompa
    korompa 2007/04/30
    市民団体ワロス!
  • 地球温暖化はエセ科学か 市民のための環境学ガイド

    ある読者からのメールで、 http://tanakanews.com/070220warming.htm に、「地球温暖化はニセ科学である」、と書いてある。という情報をいただいた。 そのHPの作者は、田中宇氏。国際政治の専門家のようである。記事は、2007年2月20日に書かれている。 題名は、「地球温暖化のニセ科学」であって、「地球温暖化はニセ科学」ではなかった。微妙なニュアンスの違いはあるが、普通に読めば、余り差は無い。 C先生:この田中氏の文章だが、正しいが少ない情報と正しくない多くの情報がごちゃ混ぜ状態になっていて、その訂正だけは最低限やろう。 A君:自然科学が未来を取り扱うときに、どこまで信用できるのか、といったことは、なかなか微妙な問題ですから、後日、その議論でしょうが、できますかね。 B君:それでは、記述を引用し、そして若干の解説を。田中氏のHPからの引用(無断)は、《》でくく

    korompa
    korompa 2007/03/03
    素人ほど、断定的発言ができます
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