稲盛和夫氏によるJAL再建は、あまりにも鮮やかでした。 戦後最大の倒産と言われたJALを、たった3年弱で奇跡のV字回復・過去最高益に導いたのです。 破綻したJALの大きな問題の1つは、「当事者意識のなさ」だったようです。 破綻状態でも幹部らは「国が助けてくれる」と考え、エリートだった社員たちは「赤字でも国民に必要な会社なのだから何とかなる」と考えていたのです。 多くの組織が「社員の当事者意識のなさ」という問題を抱えていると思いますが、本書を読むと「当事者意識を持て」と部下に口で厳しく言うよりも、そうなる環境・仕組みづくりが大切なのだと分かります。 そしてそれは必ず、JALのように業績に影響するのです。 その仕組みづくりについて書かれているのが、本『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書 』です。 経営者でなくても、自分や周りの人のモチベーションをいかに上げるか、というヒ
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