本『乱読のセレンディピティ』はこの「乱読」がいかに現代において重要で、どんな効果をもたらすのかが書かれている本。 あの名著『思考の整理学』の外山 滋比古氏による読書論ですから、気になる方も多いのでは? いかに速く読むかいかに記憶するかという読書本はありますが、「思いがけないことを発見するための読書術」というのは珍しい。 今日は本書から、思考するための読書「乱読」の4つのポイントを紹介します。
考えるためにはインプットが大切です。 読書もその1つ。 しかし、せっかく読んだ本の内容をすぐ忘れてしまう、と考える方が多いようです。 水が流れて来るところに「必要」という器があれば水を受け止められますが、器がなければこぼれ落ちていきます。 でもそれで良いですよね。 今必要のないことまで無理に覚える必要はないでしょう。 また、本当に良い本なら、あとで必要なときに思い出せるものです。 2. 嫌いなもの、敵の思考こそ読もうたんに考えるだけでなく、よく考えようとするならば、嫌いなもの、敵とみなしているものの思考をこそ、読まなくてはなりません。反論し難く立ちふさがるもの、顔を合わせるのさえ嫌な人のもの、を読むべきなのです。 自由な思考とは、敵の思考をもつ存在者を許す思考です。強靭な思考とは、敵の思考をさえ、生きてみせる思考です。自由で強靭な思考、つまり、デリケートな思考とは、敵の思考を内包している思
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