1. 予定調和を壊すとは、奇をてらうことではなく制限を作らないこと予定調和を壊す。これは、秋元氏が著書やインタビューで繰り返し語ってきた「発想の基本」である。だが、その意味はやや誤解されているようだ。 「予定調和を壊すというのは、『予定調和とは何か』を考えて、その反対を行くことではない。奇をてらうのではなく、『制限を作らない』ことなんです。 何かをやろうとするとき、これはダメ、あれはダメといった制限を取り払って考える。すると、結果的に予定調和を壊した発想が出てきます。 「他人と(よその会社と)まったく違う、新しいことをしよう!」などといって、奇をてらったことをしようとしてしまいがちですね。 それも悪くないとは思いますが、考え方として「制限を作らない」のほうが分かりやすい気がします。 自分のアイデアや他人の意見に「そりゃムリでしょ」「それはくだらない」と思ったときに、それを飲み込めば良いだけ