ブックマーク / www.pri.kyoto-u.ac.jp (1)

  • 視覚優位、マガーク効果

    「霊長類は視覚動物」の項目で既に説明したように、サルやヒトでは視覚が良く発達している。ニホンザルと近い関係にあるアカゲザルで調べると、視覚に関連した大脳皮質の領域の総面積は、大脳新皮質全体の約55%にもなる。この面積は、聴覚関連の領域の総面積約3.4%を大きく上まわっている。ニホンザルで学習課題を教えるときも、視覚刺激を手がかりとした学習課題は比較的簡単に教えることができるが、聴覚刺激を手がかりとした学習課題を教えるのはなかなかほねがおれる。これとは逆に、ネズミを訓練するときは、聴覚の方が視覚よりも簡単である。 わたしたちは他人に何かを伝えるとき「ことば」を用いる。現代の大部分の文化圏では文字を使って話を伝えることも可能ではあるけれども、「ことば」を使うときは音声を使うのが最も手っ取り早く一般的な方法である。「ことば」を用いる人類にとって聴覚もまた重要な感覚である。しかし、耳からの入る情報

    koseki
    koseki 2006/02/26
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