http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090104/p2#c1237217718 右派が政治的に利用しようとした訴訟(いわゆる「百人斬り訴訟」)に負けた後でなお「両少尉は国際法違反の殺人などしていない」と言い張る以上、原告代理人である稲田朋美が書いた『百人斬り裁判から南京へ』(文春新書)は当然読んでるんだろう……と思っていたら、一知半解氏は未読だったとのこと。ほんとに70年代の道具立て(=山本七平)だけで21世紀の議論に挑むつもりだったのか。まさに旧軍精神の継承者といえましょう。 さて、あんまりにもばからしいのでとりあげてこなかった『百人斬り裁判から南京へ』だけれども、折角の機会なので歴史修正主義者のやり口というか発想がよくわかる部分に絞ってちょこっと紹介しておきます。 まずはN少尉と士官学校で同期だったという元軍人から聞いたというはなし。1938年にN少尉ともう一