フィッシング詐欺サイトを閉鎖に追い込もうとしていたGavin Reidは、この作業が思っていたよりもずっと難しいことに気がついた。攻撃の発信元がインドだったからだ。 Reidが米国にあるオフィスで1日の仕事を始める頃には、インドにある企業の社員は帰り支度を始めている。そのため、Fortune 500に名を連ねるIT企業でセキュリティインシデント対応チームのリーダーを務めるReidが、顧客のために問題を解決しようと緊急体制を敷いても、インド側と協力するのは困難だったというわけである。 「適切なところに連絡をとった頃にはもう遅すぎて、出来ることはほとんどなかった」と語るReidは、Forum of Incident Response & Security Teams(FIRST)のプロジェクトリーダーでもある。同氏は「3日も経ってしまっていた。フィッシング詐欺の場合、被害は攻撃初日に集中するの
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