大塚愛が、初のピアノ弾き語りアルバム『aio piano』をリリースした。初期の代表曲から最近の楽曲まで、「ピアノと歌」のみのアレンジで生まれ変わった全7曲(そのうちの1曲はインストゥルメンタル)を聴くと、彼女の持つコンポーザーとしての非凡な才能と、味わい深い声の魅力を改めて思い知らされる。孤独に寄り添い、自分自身と向き合うようなその内容に驚かされるだろう。 今年でデビュー15年を迎える大塚愛。ただひたすら「売れたい」と考えていた彼女は、早い段階でその目標を達成した後、どのような紆余曲折を辿ってきたのだろうか。“さくらんぼ”の制作秘話やパブリックイメージとのギャップ、出産が彼女に与えた感覚など、ときおりジョークを交えながら、たっぷりと語ってくれた。 “さくらんぼ”のイメージでピンクのセットを組まれたり、フワフワなボールが出てきたり(笑)、それで窮屈な思いをしました。 —今年はデビュー15周